カウンター作り③
カウンター作りは仕上げの段階になりました。
残る作業は細かな成形と塗装です。
あらかじめ長さを決めて切ってしまうと、取り付け時にずれてしまう恐れがあったので、取り付けた段階では予定の長さより長くなっています。
そこで左右の余分な板を客席側と厨房側をいっぺんにカットします。
客席側から見て左側は、つい立がないので丸鋸で簡単にカットできました。
問題はこちら。つい立があるので丸鋸でいっぺんにとはいきません。
緑色の養生テープは丸鋸を使うときに板を傷つけないために貼ったものです。せめて丸鋸で切れるところだけはやって、残りは切り口が合うようにのこぎりで切りました。
そのそも丸鋸の鋸道が客席側と厨房側とで少しズレてしまいましたが・・・。
最後にやすりで整えましたが消しきれない傷がついてしまいました。
目立たないところなのでまだよかったですが。
次はジグソーの出番。
角のアールと、厨房側に設置したいシンクの穴あけです。
角のアール部分を描いていきますが、これがコーヒーミルの蓋が非常にいい感じ。
手元にある丸いものは一通り試しましたがこれが一番しっくりきました。
線に合わせてカットすると、だいたいこれぐらいの精度で切ることができました。
やすりで整えてできあがり!
シンクの穴あけはこんな感じ。うまくいったようです。
しかしこのシンクはどうやって固定するのがいいんでしょう。
今度大工さんに相談してみます。
そして塗装です。
蜜蝋かウレタンかで最後まで悩みましたが、使用頻度が高そうなことと、水回りがあるのでより耐水性がある方ということでウレタンに決めました。
400番までサンダーをかけて準備万端。
面積がかなりあるので今回はローラーも用意してみました。
刷毛でやるより格段に早い! のですが、驚くほど泡立ちます。
コロコローと軽くいくのかと想像していましたが、実際はミチミチミチッと音を立ててはり付く感じ。
水でのばす手もあったのかもしれませんが、粘度が少し高いようで生じた泡泡が消えていきません。
伸ばしていいものか分かりませんでしたが、刷毛で引くと一応泡を消すことができました。
多少の刷毛ムラは出てしまいますが、この方法がとりあえずベストだと思いました。
ミチミチと塗って、刷毛で伸ばすを繰り返します。
ローラーの塗料の持ちが思った以上にいいのでかなり楽に作業できたと思います。
刷毛だけで塗るよりは薄く満遍なく塗れたかなぁと。
一度塗って乾燥後に再び400番でかるくやすりをかけて、二度塗りで仕上げました。
写真はまだ乾燥中です。
写真手前の入隅だけアールにしなかったなぁと書きながら思いました。
奥のカウンターのへこみ部分が、焙煎するときの立ち位置です。
カウンター作りの合間に設置した焙煎機もついにベールを脱ぐ時が来ました。
まだ工事は続くので一時的ではありますが、かなり完成が見えたように思います。
焙煎機も稼働可能になったので、少しずつ焙煎も始めたいと思います。