トイレの壁
どうしたものか、トイレの壁。
客席の壁と同じように板ごと剥がすつもりでいましたが、物は試しとスクレーパーで削ってみたところ、なんと簡単に剥がれていきます。
少し力を入れて滑らせれば、ザクザクと刃が入っていきます。ワイパーのように動かせばボロボロと簡単に剥がれます。
当初考えていた壁はがしの作業です。もしかして他のところも、、、とよぎりましたが、きっとトイレだけと言い聞かせます。
なのでトイレは再度方向転換、当初のように塗り壁だけを剥がすことにします。
下地の薄紙もほとんど残っています。
どうせ壁を抜くなら、いっそ通路と倉庫をつぶして大きなトイレにするのもありだと思っていましたが、今回の件がありましたので、やはり既存の形を残すことにしました。なにより配管が大変です。
車椅子やベビーカーがそのまま入れるトイレは理想なのですが。
景気よくものの1時間でほとんどの壁を落としましたが、ここでも問題発生です。
写真のように腰のあたりの壁が全く剥がれないのです。嫌な予感です。
今回は水を吹き付けながら無理やりはがしてみました。
どうも腰高でぐるりとパテが使われているようです。剥がしにくいのは、塗り壁の染込みが強いためと思われます。
分かったうえで、さらに削ってみました。
するとどうでしょう、なんと上下2枚の板のうち、下側の板が上側の板の上に重なるように接がれています。
そしてその凸凹を解消するためにパテが使われているという事が分かりました。
なぜ重ねているのかはわかりませんが、随所に過去の苦労が見られます。ここは剥がさないほうが賢明と判断しました。
他の壁と同様に撤去することも考えましたが、トイレについては手入れのしやすい壁紙や化粧パネルと決めているので下板を取ってしまうのはよくありません。
ここはなんとか削り取って、同じようにパテで下地を仕上ようと思います。
思わぬカベとなりました。ガリガリはちょっと疲れてしまったのでこの作業は保留です。