かげろう日記

明日から穀雨

 

明日から「穀雨(こくう)」。これまたあまり馴染みがないかも
この時期に降る雨で潤った田畑は、種まきの好機を迎えます。
もちろん甲府から見える山々、そこに生育する草木も雨を浴びてぐんぐん育ちます。

写真はちょっと前に出かけたときに撮ったもの。
こういう光景は久しぶりだなぁと思わず撮りました。
15年ほど前のこの辺はあちこちで見られましたが、今は一本のつくしを探すこともちょっとその気にならないと見えてきません。学校の帰り道、つくしの育つあぜ道で石をひっくり返してまだ眠そうなカナヘビを捕って遊んだのがなつかしいです。

そうそう、少し山にも入りまして、ミツバツツジやヤマブキの花がちらほら。
日当たりのいい斜面ではクヌギやミズナラ、モミジといった樹木も芽吹きはじめていました。明るくキラキラした新緑が本当にきれい。「山笑う」という春の季語がありますが、よく表したなぁと思います。スゴイ。

あと、久しぶりに通った道で雑木林が皆伐されているのも見かけたんでした。ぜんぜん山は笑っていません。悲しみの表情すら残っていませんでした。どんどん森が無くなっていくなぁ。

なにはともあれ二十四節気では夏の暦はもうすぐ。そう!穀雨の次は立夏なのです。
次の休みは撮り忘れた花を撮りにいきたいなぁ。せめて文章にするものはちゃんと写真に撮って、紹介できるように努めます・・・。