いろとりどり~暮らしの彩~
9月29日に「いろとりどり」を開催しました。
今回のテーマは”暮らしの彩”
皆さんに染めるものを持ってきていただいて、草木染に挑戦です。
天気にも恵まれて、外でのびのびと実施できました。
イベントの様子をさらっとご紹介します。
今回はクルミで渋めの色に染めます。ちなみにクルミは2度目。いい色なんです。
使う染液は、の葉と実の果肉部分を使って作るそう。かたい殻の部分は特に使いません。
細かくした葉や実を煮出して染液としています。
濃く煮出した液は漢方薬のようなにおい。近づくとなかなか。
染色の前に、お持ちいただいたTシャツなどに模様を作っていきます。
手ぬぐい等の時とは違って、みなさんシンプルにデザインされていました。
模様をつけずに全部染める、という方も多かったです!
布の量がいつもの何倍もあるので、今回は寸胴で染色液に浸け込みました。
初めのうちは染液が熱いので、棒を使ってごろごろやります。
大体20分くらい。ぬるくなって色が染みるまで続けます。
染液に浸け込んだあとは、媒染液に浸けて色留めをします。
染色液と違って浸けておけばいいそうなので、ちょっと小休憩。
この間に私はくるみのお話をさせてもらいました。
身近だけど、意外と知らないクルミの木の話。案外その辺で見られる木です。
煮出した葉っぱと実をお見せして、どんな香りがあるかかいでもらいました。
染液とはまた違った甘い香りも感じられて、なんだか桜餅のようです。
普段見慣れたクルミは果肉の部分を外したものになります。
梅でいうところの種を割って、中身の仁を食べていることになります。
房状に実がなっていることも驚いた、とのお声もいただきました。
染色も大詰め。みなさんが輪ゴムを外したりしている裏ではおやつの準備。
この日のおやつは、アイスコーヒーとかりんさんのガトーショコラ。
このくるみのガトーショコラがほんと美味しい。
水出しアイスコーヒーとも相性最高です。
今回は持ち寄りでしたので、作業前と後で写真を撮らせてもらいましたので一部ご紹介。
どれも本当に素敵に仕上がりました。
”暮らしの彩”のとおり、みなさんの普段を彩れたら嬉しいです。ぜひ使ってくださいね。
さてさて、次回は10/27。葡萄の彩です。
この時期らしく、山梨らしく、葡萄で染めてみたいと思います。
また今まで通り、こちらで用意した材料を染めるイベントになります。
詳細のお知らせをお待ちください~。